オレガノオイルってどんなもの?パワフルな効能と安全な使い方

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こんにちは!アロマインストラクター・セラピストのMICOYONです。

オレガノ…と聞くと、まず思い浮かぶのは、ピザ? チリソース? という感じですが、そんなお料理に使うスパイスとしてもお馴染みのオレガノは実は古くから薬草としても用いられていたハーブで、高い抗菌力、抗酸化力、抗ウイルス力をもつといわれています。

欧米では風邪の症状や胃腸の不調などの緩和などの用途で家庭でも精油やサプリメントなどが利用されているようですが、まだ日本ではアロマの書籍などでもそれほど紹介されていない精油ではないでしょうか?

「天然の抗生物質」とか「医者いらず」とかいわれているオレガノ…かなり気になりますよね。

そこで今回はそんなオレガノの精油についてご紹介します。

オレガノ精油ってどんなもの?パワフルな効能と安全な使い方

オレガノってどんなハーブ?

学名:Origanum vulgare シソ科

地中海沿岸地方が原産の多年草で別名ワイルド・マジョラムともいい、和名はハナハッカ

多年草で高さは30 – 60センチメートル (cm) になる

 

特定非営利活動法人日本食品機能研究会さんのサイトではオレガノについてこう記載されています。

オレガノの有効性については、薬剤と比較しても遜色のないことが報告されています。2001年にジョージタウン大学で行われた研究では、抗生物質に対する耐性が強くなったといわれる黄色ブドウ球菌へのオレガノの有効性をストレプトマイシン、ペニシリン、バクノマイシンの医薬品と比べたところ、試験管での結果は、定量の投与で、オレガノが各医薬品と同等の有効性で黄色ブドウ球菌の繁殖を抑えたことが分かったといいます。

これだけ読んでもかなりすごい効能があることがわかりますよね。

ロバート・ティスランドさんのアロマのバイブル的な著書アロマテラピー〈芳香療法〉の理論と実際によると、古代エジプトでは第十八王朝時代(紀元前1580頃~)から1500年間の間に香料、芳香物質の医療上の特質についての知識と香膏と油の製造についての知識を完璧なものしたということなのですが、古代エジプト人達に使われていた香料の中にオレガノもはいっていました。

MICOYON
すごく歴史のあるハーブなんですね!

しかし、その後薬効が認められるようになったのは、16世紀の薬草学者のジェラルドが胃痛に用いたことからで、アメリカでは、第二次大戦まで、使用はそれほどポピュラーではなかったということです。

ききみみ
古くて新しいってやつ?!

オレガノの精油の成分

アロマテラピーを学ぶための優しい精油化学(E.ジョイボウルズ著)には

オレガノ(ギリシア産)の精油の成分として、

チモール85.8%

カルバクロール4.3%

Γ-テルピネン2.7%

と記載されています。成分の配合率は産地などによって差はありますが、いずれにしてもチモール、カルバクロールなどのフェノール類が豊富に含まれている精油で、強壮作用・全身刺激作用・抗感染症作用などがあります。

特定非営利活動法人日本食品機能研究会さんのサイトではさらにこのように記載されています。

オレガノには、ビタミンA、ビタミンC、ミネラル、豊富なクロロフィル、各種フラボノイドなどが含まれますが、中でも様々な効用を発揮する活性成分がカルバクロール、チモールです。特にカルバクロールは重要な働きをしていると考えられています。

オレガノは、抗真菌、抗ウィルス、抗バクテリアに優れ、風邪の咳、呼吸器系疾患、生理痛、頭痛、下痢や腹痛といった消化器系疾患などの緩和や予防に有用とされています。

オレガノにはrosmarinic acidと呼ばれるフェノールが最も多く含まれ、強い抗酸化作用があることが分かっています。米国農務省の研究グループが発表したオレガノと他の食品との抗酸化の比較では、オレガノがリンゴの42倍、ポテトの30倍、オレンジの12倍、ブルーベリーの4倍と報告しています。

MICOYON
ただし、オレガノの精油はフェノール類を多く含んでおり、刺激性がとても強くて皮膚や粘膜に最も刺激を与えるので、濃度などに気を付けるなど、取扱いには十分な注意が必要です。

高濃度や長時間の使用は避け、低濃度、短時間の使用をするようにします。

敏感肌の方は基剤10mlに対し、少なめの滴数(1滴くらい)から試してみることをおすすめします。

オレガノオイルの効果と使い方

○風邪、インフルエンザが流行っている時の感染予防に…コップのに水に1、2滴精油を入れうがいをします。

○いぼのケア…希釈したオレガノ精油をいぼに塗ります。

○水虫の患部に希釈した精油を塗ります。

○胃腸の不調…希釈した精油でお腹のマッサージをします。


オレガノを手軽にとれるサプリ

精油が含まれたサプリメントも販売されています。お薬ではないのですが、風邪が流行っている時やカンジダ対策に。

オレガノ・カプセル(プラナロム社サプリメント/30粒入)


原材料:ナタネ油、ゼラチン、オレガノ精油、グリセリン、トコフェロール

信頼の精油ブランドプラナロムさんのサプリメント。精油とナタネ油を配合したカプセル栄養補助食品。レモンも加わってリニューアルしました。

MICOYON
抵抗力のある体を維持したいときにおすすめだそうです。備えておきたい一品ですね(妊産婦、4歳以下のお子様はお控えください)
ききみみ
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ハーブのお風呂、ハーブティー

オレガノの苗を手に入れたら自分で育ててフレッシュハーブのハーブティーを楽しんでもいいですね!

また乾燥ハーブティーも飲むのはもちろん、ティーパックに入れてお風呂に入れても体が温まります。

ききみみ
なんかおなかすいたな…

まとめ

いかがでしたか?

オレガノの名前は、ギリシャ語で「山の喜び」を意味するoriganumに由来しているといいます。古くから、香料として、薬として、おいしい料理のスパイスとして親しまれ、人々の生活を支えるのに役立ってきたオレガノ。

精油はちょっと刺激が強いため初心者さんには取扱いが難しいかもしれませんが、購入するときはショップの専門スタッフの話をよく聞いてみて下さい。ハーブやサプリなどから試してみるのもいいですね。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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