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小江戸という名前で親しまれ、いまや観光地としても人気の川越。現代に残るレトロな蔵造りの街並みが有名ですが、さつまいもを使ったお菓子も名物です。今回は、そんな川越のさつまいも菓子の草分け的存在ともいえる伝統的な銘菓いもせんべいをご紹介します♪

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埼玉三大銘菓のひとつ”いもせんべい”ってどんなお菓子?

いもせんべいはスナック?スイーツ?おせんべい?

さつまいものお菓子って世の中にたくさんありますが、いもせんべいってご存知でしょうか?じつは川越のいもせんべい埼玉三大銘菓のひとつに数えられています。

薄く縦に切ったさつまいもを焼いたいもせんべいは、とても素朴なお菓子です。せんべいっていう名前がついているけど野菜チップスにも近いような、スナック感覚のお菓子ともいえます。表面にお砂糖の塗っていない素焼きタイプのものとお砂糖が塗ってあるタイプのものがあり、素焼きタイプのものはよりおいもそのもの自然の甘さが味わえます。でもやっぱり甘いのが好き・・という方はお砂糖つきがおススメです。

いもせんべいがつくられたのはいつ?

私が今回買ってみたのは東洋堂さんのいもせんべい。東洋堂さんは「明治35年創業」ということで、明治35年というと・・1902年。今から115年以上も前に創業したという老舗です。川越街道沿いに店舗があり、店内ではいろんな味のいもせんべいを試食できます。観光名所の蔵造りの街並みの通りからもほど近いのでぜひ立ち寄ってみるといいですね。

川越では江戸時代からさつまいもがさかんに栽培されるようになったということで、川越藩のもと近隣地域一帯で栽培されたさつまいもは、川越を流れる新河岸川(しんがしがわ)を通じて江戸に出荷されました。川越のさつまいもは『川越いも』といって江戸でも大評判で、よく焼き芋にして食べられていたのだとか。昔の人もあまーい焼き芋が大好きだったんでしょうね!

江戸時代、17万石の川越藩のもと宿場町として栄えた川越の街は、時代が江戸から明治に移ると埼玉県地方の金融経済の中心地となり、さらに近代的に発展していくようになっていくのですが、そんななかで東洋堂さんのようないもせんべいのお店ができてきたようです。まさに文明開化の味?地域で大切にしてきた伝統のさつまいもという素材を活かして、食べやすくて流通もしやすい新しいお菓子が誕生したということでしょうね。まさに川越のさつまいものお菓子の草分け的な存在です。

いもせんべいはどこまでも素朴でやさしいお菓子!

今回私が買った素焼きのいもせんべいは、表面に黒ごまがぱらぱらっとふられていて、そのさつまいもそのまんまのお姿がいい雰囲気だしてます。東洋堂さんでは一枚一枚カンナのようなもので薄くスライスされているそうで、そのきれいな切り口に熟練の技が感じられます。食感はぱりっとしていて噛むと口の中にさつまいものほんのり甘い風味がふわっと広がります。本当に素朴でさつまいも本来のやさしい風味が味わえるお菓子だな~と思いました。ごまも主張しすぎていなくて、控えめだけどいい仕事をしています^^ほっこりとしたあたたかさを感じられるような、そんなお菓子です。

さつまいものお菓子というと芋けんぴなども有名ですが、いもせんべいは薄いのでより軽いかんじですね。ノンフライなのであっさりしているし、素焼きのタイプは甘党じゃない人とか、お砂糖を控えている人にもいいおやつになりそうです。いろんな味のついたものや紫芋のいもせんべいなどもありますのでいろいろ試してみるといいですね。

まとめ

蔵造りの情緒ある街並みとともに、いも菓子というのは川越の魅力のひとつといえます。江戸の時代から愛されてきた川越のさつまいも。おいしくておしゃれないも菓子もたくさんあるなかで、その原点ともいえるのがこのいもせんべいではないでしょうか。あなたも川越に行ったら素朴でやさしい味のいもせんべいをぜひ味わってみてくださいね!疲れた心がきっと癒されますよ^^

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