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五家宝・・・ごかぼう。アナタはこの名前聞いたことありますか?いつつの家の宝・・・名前からしてなんだかゴージャス感がありますが、よその県ではいざ知らず、埼玉では名の知られたお菓子なんです。今回は独特な食感ときなこの風味が魅力の五家宝をご紹介します。
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スポンサーリンク data-full-width-responsive="true">”五家宝”ってどんなお菓子?
大人はもちろん子供も食べてた郷土菓子
五家棒は筒形の棒状をしていて、表面は半生でちょっと固めの皮で覆われていて、噛むと『むにゃっ』とした食感。さらに噛むと芯のほうにはパフパフ感が感じられる甘いつぶつぶが。あれ、これ何かに似てる?・・・そう、この芯の部分はかみなりおこしでおなじみの、あのおこしが水飴にからめたものが詰まっていて、やわらかいんだけどちょっとしゃりっとした歯ごたえもある、という不思議な食感。その皮と芯のふたつの食感のコラボがなんとも子供心に不思議なお菓子だな~と思いつつ、あるとついつい食べてしまう、という「お茶の間の友」的な存在でした。
五家宝の誕生は江戸時代にさかのぼる
子供時代にたまに食べていた五家宝ですが、埼玉を離れていたこともあって久しくごぶさたしていました。先日、家の近所のスーパーの特設売り場で五家宝がをみつけ思わず立ち止まったら、売り場のおばちゃんが試食させてくれました。で、なつかしさと美味しさにひかれてお買い上げ。パッケージの袋のラベルには”銘菓 五家寶”って書いてあり、平安時代風の牛車と人物のイラストが描かれています。絵の下には創業文久二年 武蔵屋本店と記載が。
この武蔵屋本店さん、創業は文久二年とあります。・・ゆうに150年以上の歴史のある老舗ですね。埼玉では、熊谷とともに五家宝の産地として有名な加須(かぞ)にあるお店です。
五家宝が生まれた地はどこなんでしょうか?茨城県とか群馬県とか埼玉県の熊谷、加須とか諸説あります。茨城の水戸に江戸時代から伝わる吉原殿中というお菓子が埼玉の方に伝わり、五家宝になっていったという説もあり、たしかにとてもよく似ています。正確な発祥の経緯ははっきりしていませんが、江戸時代に北関東方面で誕生したということは諸説共通しています。
米を蒸して炒った「おこし種」を水飴で固め、それを芯にして、きな粉と水あめを混ぜた皮で巻いてロール状にし、カットするという干菓子ですが、お餅などのようなやわらかい種にきなこをまぶすのではなくおこしをきなこの皮で巻くっていう発想がユニークですよね。
時代とともに、改良が重ねられて今の形になってきた伝統菓子、おやつとして美味しく食べられるのははもちろん、ちょっとした軽食にもなるくらい腹持ちがいいです。
そんなところも優秀な五家宝・・もっと世界的にメジャーになってもいいんじゃないかと思うのは私だけでしょうかね??
実は2色ある五家宝・・・あなたはどちら派?
今回購入した五家宝はきなこがふんだんにまぶしてあるタイプでしたが、五家宝には緑色(うぐいす色)のもあります。私が子供の頃よく食べていたのはこの緑色の方でした。緑の方は青大豆の粉を水飴と混ぜた皮なんです。子供時代はこっちのタイプで、若干皮が硬めでお砂糖がまぶしてあったものをよく食べていました。きな粉派と緑色派?と好みが分かれるかもしれませんが、きな粉好きな人にはやっぱり黄色いきな粉のタイプのものが断然オススメです。私は両方好きですがどちらかというと緑派です^^
まとめ
五家宝・・”五穀は家の宝”ということから今のこの名前になったそうですが、きな粉の大豆、おこし種の米、水飴の原料となる麦芽など穀物の恵みが満載の、まさに時代を超えたロングセラーの埼玉の宝!ぜひ見かけたら食べてみてくださいね^^そうそう、食べるときは必ず飲み物のご用意を!口の中がもふもふになりますから・・
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